2分で理解できる胡蝶蘭の増やし方:2つの株分け法

着生させた胡蝶蘭の写真 胡蝶蘭の育て方
着生させた胡蝶蘭の写真

はじめに

胡蝶蘭を増やす方法はいくつかありますが、以下に2つの一般的な方法を説明します。

子株の株分け(分球)

子株の株分けは、成熟した胡蝶蘭の球根内部に形成された新しい芽(子株)を特定して、個別の鉢に植え付ける方法です。

増やし方の手順

1,胡蝶蘭の成熟した株を鉢から取り出します。球根が大きくなってきましたので確認してください。事前に、切り口を消毒しておくと良いでしょう。

2,株をよく観察し、球根内部に新しい芽(子株)があるかどうかを確認します。 子株は球根の周囲に形成されています。

3,子株を慎重に決めて別々の鉢に植えます。子株を新しい鉢に植える際には、鉢の底に排水性の良い培養土を敷き、子株を上から見て植えるようにしてください。

4,子株を植えた鉢を日陰の場所に置き、水やりを控えめにし休眠期間を過ごさせてあげましょう。

高芽の株分け(高芽増殖法)

蕾が出てきた胡蝶蘭の写真

蕾が出てきた胡蝶蘭の写真

高芽の株分けは、成熟した胡蝶蘭茎の花から生まれる高芽(新芽)を指名して、個別の鉢に植え付ける方法です。

増やし方の手順

1,胡蝶蘭の花が終わり、花茎が枯れた後に、高芽が形成されるまで待ちます。 高芽は通常、花茎の上部に形成されます。

2,高芽が成長し、根が十分に発達したら高芽を決めます。切り口消毒は消毒しておきましょう。

3,高芽を個別の鉢に植えます。培養土を使用して鉢に植え込む際には、適切な深さになるように注意してください。

4,植え付けた高芽を日陰の場所に置き、水やりを控えめにして成長させます。

種子から育てるのが難しい理由

胡蝶蘭の種子は一般的に無胚乳種子(無栄養胚)として知られており、種子が自力で発芽することが難しいとされています。この種類の種子は胚乳栄養という組織が不完全で、通常の種子と比べ栄養が不足しており単独での発芽が困難です。

そのため、胡蝶蘭の種子の発芽を引き出すためには、特別な栽培技術や環境を整える必要があります。 これは一般の園芸家にとってハードルの高い作業であり、胡蝶蘭を増やし方としては先述した分球や高芽の株分が一般的によくもちいられます。

まとめ

華やかな胡蝶蘭の写真

華やかな胡蝶蘭の写真

胡蝶蘭は種子から発芽させるのが難しいので蕾か生花を手に入れてから増やすことになりますが正しく育てれば寿命が長いお花なので株分けで増やすととても華やかな空間が演出できます。

 

基本的な胡蝶蘭の育て方

胡蝶蘭の育て方についても詳しく解説しています。

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