はじめに
牛乳はカルシウムや動物性タンパク質などの栄養が豊富で誰もが飲んだことのあるほどポピュラーです。でも、市販される牛乳のほとんどに発がんのリスクがあるという話を知っている人は少ないでしょう。
ではなぜ、パックやビンで売られる市販の牛乳に発がんの危険性があるのでしょうか。こちらのページでは牛乳の発がんリスクや危険性をなるべくわかりやすくご紹介します。
牛乳の定義
まず、牛乳の定義ですが、牛乳に似た商品で加工乳や乳飲料があげられます。加工乳は生乳に脱脂粉乳やクリーム・バターなどを加えたレシピの製品。乳飲料は牛乳や乳製品にコーヒーや果汁などを加えたレシピのものなので純粋な牛乳ではありません。
牛乳の種類は、特別牛乳・成分無調整・成分調整・低脂肪・無脂肪など5種類に分けられます。牛乳を選ぶ時こういった種類に目が行きがちですが実はもっと重要なポイントが発がんの危険性があるかないかです。
牛に使われるホルモン剤で発がんの危険性
発がんのリスクは輸入牛に多いです。アメリカやメキシコでは牛が早く成長するように人工エストロゲン(ステロイドホルモンの一種、または女性ホルモン)をエサに入れたり注射します。これが発がんの危険性。
日本で生産している牛の220倍から400倍程度のエストロゲンが精肉から検出されているというデータが存在するそうです。(※日本の乳牛には全てではないですが発がんリスクのある性腺刺激ホルモン(エストロゲンを誘発)が使用されています。)
1971年に日本で開業した日本マ〇〇ルドをはじめ牛丼チェーン店など多くの国民がアメリカ産牛肉を食べるようになって5年ほど経過した1976年~1977年あたりから日本の発がん患者が約50倍も増加しているという事実。
とても安価で動物性タンパク質レシピを気軽に食べられるメリットで人気がある反面、人工エストロゲンには強い発がん作用があり、子宮体癌、前立腺癌、乳がんの発がんリスクが跳ね上がることもわかっています。
動物性タンパク質を主に魚からとっていた日本人の食生活ですが、今は人工飼料やホルモン剤をたくさん使う輸入牛肉だけでなく、使う量こそ海外より少ないものの国産牛にも発がんの危険性があり牛乳もまた同じです。
このほか、食生活の変化により発がんリスクを含む微量の保存料や着色料、香料などの食品添加物、それと海外に比べ基準値のあまい農薬使用も発がんの危険性が高まる要因になっていると思われます。
「国立がん統計センターの統計を見ると死亡率は低下しているようですが高齢化もあるとはいえ死亡者数も明らかな増加(約50倍程度)し続けています。
参考統計:https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/annual.html
牛乳が神経系へ影響を与える危険性
ちなみに多価不飽和脂肪酸や人工エストロゲンは発がん性にくわえアルデヒドが多く危険性ありです。
アルデヒド自体神経毒なので食べ続けると発がんのリスクだけでなく手の震えなど神経症状がでる危険性もあります。
安全対策の高温殺菌は肝臓疲労の危険性あり
牛乳は牧場から全国各地の小売店の店頭にならぶため安全対策として高温殺菌処理をしている製品がほとんどでしょう。
しかし牛乳にふくまれる動物性タンパク質は熱を加えると酸化してしまいます。動物性タンパク質が変性(酸化)すると肝臓が疲労を起こしやすくなります。酸化も発がんを誘発。
肝臓は栄養代謝機能とか解毒作用とか胆汁の生成をするなど大事な役割を担っている臓器なので肝臓疲労は毛細血管やリンパ管の詰まり、代謝トラブル等など発がん性だけでなくさまざまな病気になる危険性があります。
ちなみに、前述したエストロゲンなどのホルモンは加熱殺菌処理をしても無くなることはありませんので発がん性もそのままです。
牛が食べている飼料(エサ)にも注意が必要
飼料に使われる遺伝子組み換えトウモロコシ・大豆・大麦などは自然のものと同様、DNAやタンパク質が牛の胃で消化し排出されるため微量であれば発がんの危険性はないとされています。
しかし、なぜわざわざ遺伝子組み換えが必要なのでしょう。それは強力な草枯らし剤(ラウンドアップ)で食物が枯れてしまわないよう人工的に食物のDNAを組み換えたほうが手間がかからず大量に栽培できるからにほかなりません。
ラウンドアップや農薬を遠慮なく使用するために遺伝子組み換え技術を使用しているというわけです。また、配合飼料は原材料へも残留農薬や添加物などが入っているレシピのものがほとんど。もちろんこれも発がんの危険性があります。
安心な牛乳の選び方
前述した内容を踏まえ、発がんの危険性がなく高品質な牛乳の選び方は以下の通りです。
牛乳は何性?
ここで少し牛乳が何性かについても説明しておきます。何性ってなに?と思った方もいると思いますがこの何性というワードが牛乳が持つメリットにつながるので引き続きご覧ください。
牛乳で検索すると「牛乳 何性」というキーワードが出現します。これは健康志向の人がアルカリ性が酸性かを気にして何性か検索しているものです。
牛乳が何性かとの問いですが、カルシウムや動物性タンパク質に富んだアルカリ性になります。ではなぜ牛乳が何性か気になるのでしょうか?
実は病気の人は体が酸性にかたむく傾向になり健康な人ほどアルカリ性であることから発がんの危険性も体をアルカリ体質の方が減少します。健康志向の人が増え、牛乳が何性か気になるというわけです。
発がんの危険性を排除した安全な牛乳は動物性タンパク質の変性もなくカルシウムも豊富。何性かと聞かれてもアルカリ性なので究極の健康飲料だといえます。
妊娠中、牛乳など乳製品のとり過ぎによる危険性
赤ちゃんをさずかった妊婦さんは、乳製品のとり過ぎに注意です。ほどほどならば問題ないですが低温殺菌であっても乳製品(牛乳・ヨーグルト)のポリペプチド(焦げたタンパク質)が赤ちゃんに伝わって肝臓疲労を起こしアトピーになる危険性があります。
また、お子さんの背がはやく伸びるようにと思って牛乳をたくさん飲ませることも逆に成長を止める可能性があります。牛乳にはカルシウムとリンが多く含まれていますがマグネシウムが含まれていないためミネラルバランスを崩してしまうとのこと。
背を伸ばすなら卵や大豆系食品もバランスよくとるレシピが大事。いずれにしても牛乳や乳製品を摂取してはいけないということではなく「とり過ぎ」がダメということです。
牛乳はパックよりビンを選ぶ
市販の牛乳は紙パックで売られているものがほとんですが、おすすめは紙パックではなくビンに入った牛乳です。
牛乳の紙パックの内側はポリエチレンをラミネート加工したもので熱を加えると成分が溶解して発がんの危険性がでます。
紙パックのポリエチレンは80℃程度まで溶解しないとされていますが、牛乳と直接触れるので紙パックよりビンのほうが安心です。
また、紙パックの牛乳には少なからず紙パックのニオイが移ってしまうのでビンの方がパックよりおいしい牛乳が飲めます。
紙パックの牛乳が危険とまでは言い切れませんが、紙パックかビンかと聞かれれば迷うことなくビン牛乳がおすすめです。
次は、おすすめできるる牛乳や乳製品について詳しく解説していきます。
おすすめな牛乳や乳製品は「なかほら牧場」
発がんの危険性がなく動物性タンパク質の変性も無いレシピ。そんなポリシーで牛乳や乳製品をつくってるのが岩手県岩清水町にあるなかほら牧場です。かほら牧場の牛は通年365日昼夜問わず放牧。
山地酪農という方法を採用していて乳牛には外来種の牧草や一般的に流通している飼料を全く使わず、放牧地に生育する野シバや木の葉、野草といった農薬が使われていない自然の草を食べて育ちます。
体は小さく乳量が少ないため国内では1%と、ほとんど飼育されていないジャージー牛を中心に飼育していますがジャージー牛のミルクの味は格別です。
では、なかほら牧場の牛乳や発がんの危険性がないレシピで作る乳製品のおすすめポイントについてそれぞれ詳しくお伝えします。
①ホルモン剤一切不使用
発がんの危険性があるホルモン剤は一切使用せず自然のまま育てています。
②24時間365日の放牧で健康状態の良い乳牛
牛舎に戻さず通年を通して朝も昼も夜も130ヘクタールの広大な土地に放牧しています。
放牧の多いイメージがある北海道ですら放牧している牧場は全体の7%、本州では数件を数える程度なので健康的で免疫状態も良好な牛が育つわけです。
③牛乳のタンパク質が酸化しにくい低温殺菌
市販されている牛乳のほとんどが120℃~130℃という超高温殺菌(1秒~3秒)を行っているのに対し、なかほら牧場では63℃~65℃の低温殺菌(30分間)を採用しています。
低温殺菌は風味を飛ばさず動物性タンパク質の変性もほとんどおこりません。ただ、殺菌時間が長く手間がかかるため低温殺菌を採用する牧場はあまりないのが現状です。手間も暇もコストも惜しまず良い物を届けたいという精神が見て取れます。
④添加物や農薬の危険性がない自然のエサ
広大な土地で365日24時間放牧されている牛は、残留農薬や添加物の入った飼料を一切口にすることはありません。
山地酪農という国内でも希少な酪農方法で放牧地に自然生育した野シバや木の葉、野草といった草食動物本来の天然のエサを食べて育ちます。なので発がんの危険性もないわけです。
\無添加レシピの牛乳や乳製品はこちら/
牛乳石鹸のおすすめ
牛乳は飲料や乳製品への利用だけではありません。ボディーソープが主流になった今こそ注目して欲しいのが牛乳石鹸です。40代以上なら体を洗うときは牛乳石鹸を使った人も多いでしょう。
昭和50年代ならお風呂にあったのはみな牛乳石鹸の固形石鹸でした。ではなぜ今牛乳石鹸なのでしょう。
肌に優しい牛乳石鹸
牛乳石鹸の原料に使われるレシピは、厳選された食用原料となる牛脂とやし油、苛性ソーダと食塩、それに水の5種類。この主原料で石ケン素地を作っています。
牛乳石鹸定番の赤箱・青箱はこれに潤い成分や香料が追加されていますが、添加物がほとんど使われていないため肌に優しい固形石鹸で水溶液のPHは弱アルカリ性。
添加物が全く入っていない無添加の牛乳石鹸もあります。
環境に優しく生態分解する牛乳石鹸
牛乳石鹸は環境にも優しいつくりのレシピになっています。牛乳石鹸は水道水のミネラルとひっつくので体を洗った後は石鹸カスになって泡立ちません。
また、下水処理で微生物による生分解され水や二酸化炭素などの無機物に。川や海の生態系を壊さない牛乳石鹸は環境保護にも役立ちます。
\牛乳石鹸について/
まとめ
一般的に市販されている牛乳にある発がんの危険性や、安心して飲める牛乳の選び方などについてお伝えしてきましたが、牛乳の品質はそれを作る乳牛の品質で決まるということがわかります。
ホルモン剤や、間接的とはいえ添加物や農薬などがくわえられた牛乳を飲み続けるのは発がんの危険性があり避けたいところです。
大袈裟かもしれませんが化学物質や農薬をコップの水に1滴たらして毎日飲むと考えたら、発がんの危険性も想像できると思います。太陽の下で自然の植物を食べて暮らしている健康な牛から絞った牛乳が一番です。
欲を言うなら生乳ならもっと良いですが流通や菌の問題もあるのでやはり、今回ご紹介した「なかほら牧場の牛乳」や動物性タンパク質が変性しないレシピで作られた「なかほら牧場の乳製品」がおすすめです。
\おすすめ牛乳や無添加レシピの乳製品/
最後に
こちらの記事では牛乳と発がんの危険性などについて詳しくお伝えしましたが、食品添加物や残留農薬の問題は人の食生活にも悪影響を及ぼしているのは間違いありません。
食品添加物や残留農薬は、人のミトコンドリアをはじめ自然免疫システムを徐々に壊してしまうため、コンビニ食品やスナック菓子だけ食べているとか、ジュースばかり飲んでいるとかだと発がんの危険性が上がってしまいます。
そこで大切になってくるのがなるべく自然のものを食べることや、自然免疫を落とさないようにすることです。
免疫システムで大活躍するインターフェロンの活性について役立つケイ素(シリカ)についても詳細をまとめているので併せてご覧になってみて下さい。
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