はじめに
胡蝶蘭は高級感があり艶やかな花でドライフラワーとして使用すると独特の魅力を持ちます。 しかし、胡蝶蘭は花身が厚く大きいため水分を飛ばしにくく比較的ドライフラワーにするのが難しい花です。
ドライフラワーの作り方には、シリカゲルを使って作る方法(シリカゲル法)、自然乾燥させる作り方(ハンギング法)、少しだけ水を入れ水分を飛ばす方法(ドライインウォーター法)などがありますが初心者が成功しやすいのはシリカゲル法です。
方法1:シリカゲルを使った乾燥(シリカゲル法)

シリカゲルの画像
1,胡蝶蘭の花を選び、茎の長さを調整します。
シリカゲル(乾燥剤)をご用意しております。市販のものを購入するか、インターネットで入手できます。
2,シリカゲルを正しい容器に入れます。透明な容器が入ります。
胡蝶蘭の茎をシリカゲルに埋め込みます。花びら同士が接触しないように注意して配置しましょう。
3,茎を完全にシリカゲルで覆い、密閉容器に入れます。花がシリカゲルに触れないように注意してください。
4,容器を風通しの良い場所に置き、約2週間から4週間待ちます。シリカゲルが花の水分を吸い取り、花が乾燥します。
5,乾燥が完了したら、花を取り出してゆっくりナシリカゲルを取り除きます。
注意事項:
シリカゲルは乾燥剤ですので、取り扱いや保管の際には注意が必要です。
方法2:自然乾燥(ハンギング法)※成功率低し
1,新鮮な胡蝶蘭の花を選びます。開花してから数日が経過した花を使用するとドライフラワーとしての耐久性が高くなります。
2,胡蝶蘭の茎を切り取り、長さを正しく調整します(お好みに合わせて)。
3,茎を束ね風通しの良い場所に吊るして自然乾燥させます。
乾燥には1週間から2週間かかります。 茎が乾燥し、葉と花びらが軽くなったら完了です。
注意事項:
胡蝶蘭の花はデリケートで傷つきやすいため自然乾燥は時間がかかり花が黒く変色したり茎が折れたりすることが多いのでこの方法は不向きです。水分量の少ない花に適した方法。
方法3:ドライインウォーター法は胡蝶蘭に不向き
花瓶に少量の水を入れ1~2週間かけて少しづつ水分を飛ばしていくドライフラワー作成方法ですが乾燥まで時間がかかるため胡蝶蘭で行うと雑菌の繁殖や病気になるリスクが高く変色などが伴うのでお勧めできない方法になります。
番外の方法:押し花

押し花のイメージ画像
押し花も立派なドライフラワーです。胡蝶蘭の押し花を作る方法は以下の通りです。
胡蝶蘭の花を選びます:新鮮でまだ完全に開花していない花を選ぶのが理想的です。花が十分に開いている場合、花びらが壊れやすいため比較的若い花を選びましょう。
作成手順
1,花を押す花用の紙に挟む
2,押し花を挟んで押し花ブックに入れる
2,乾燥させる
3,仕上げ
まとめ
これらの方法を試して、胡蝶蘭の美しさをドライフラワーとして楽しんでください。
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