はじめに
野生で自生する胡蝶蘭は木の根に着生して成長する着生植物に分類されます。着生栽培とは、根を土壌に植えずに他のもの(例えば流木やコルク)に付着させて育てる育成方法です。
流木やコルクに胡蝶蘭を着生させる方法は次の通り。
流木の選択
胡蝶蘭が着生できるような形状の流木を選びます。適切な適当で、表面に凹凸や突起があるものが適しています。また、新しい流木ではなく、少し経年劣化したものを使用すると良いでしょう。
コルクを使う場合はコルクの購入
コルクは着生用のコルクがネットで売っているのでそれを購入しましょう。
流木の処理
流木を水に浸しておき、表面の汚れや塩分を取り除きます。流木のいる苔や藻類も取り除きます。また、必要に応じて流木の形状を調整することもできます。
胡蝶蘭の準備
胡蝶蘭を選びます。 成熟した株や成長が良いものを選んで良いでしょう。 また、株元には根が十分に発達していることを確認してください。
流木への着生

流木に着生させた胡蝶蘭
胡蝶蘭の根を流木に巻きつけるか、巻きのための紐や糸で固定します。根を忘れないように注意しながら行ってください。また、根がしっかりと流木に続きますそうすれば良いでしょう。
植物の保護:着生させた胡蝶蘭を十分な明るさがある場所に置きます。
水やりと肥料
胡蝶蘭は着生植物であり、根からの水分吸収が少ないため、水やりは慎重に行います。 流木に水をスプレーするか、根元に少量の水を与えて十分です。肥料は液体肥料を使い胡蝶蘭の成長に適したものを選びます。 肥料は月に1回程度で大丈夫です。
環境の管理
胡蝶蘭を害虫や病気から守るため、定期的に葉や根の健康状態をチェックしましょう。必要に応じて害虫駆除や病気の予防対策を行います。
まとめ
胡蝶蘭は着生植物としての成長に時間がかかる場合がありますので、根気をよく管理することが重要です。 以上の手順に従い、流木に胡蝶蘭を着生させることができます。
流木からバスケットへの植え替え
流木に着生させてしばらく育てると植え替えの必要がでてきます。わかりやすい動画があったのでご紹介します。※全12分程度。
また、胡蝶蘭の基本的な植え替え方法については以下をご覧ください。
コメント